旅の醍醐味のひとつが、日常ではなかなか味わうことのできない、ご当地ならではのおいしい食事。
中棚荘では地元の食材をふんだんに取り入れ、素材のうま味を存分に活かした会席料理をいただけます。
どのお料理も素朴で上品。
ほっとする味わいです。
中棚荘 長月 会席料理
先付け・酢の物・焼物
右:「金時草と白舞茸のお浸し」
左:「無花果白ワイン煮」
先付け(右)に入っていた「蛸細切り酒煎り」が妙に気に入りました。脇役なのに、主役より印象に残っています。普通の蛸なのに、何だろ?
下戸なので、食前酒(藤村のにごり酒)はパスしました。
「甘鯛柚庵漬け」
和と洋が不思議にミックスした一品。写真ではわかりにくりのですが、お野菜はバジルソースで和えられているんです。とはいっても、決して主張しすぎず、甘鯛の淡泊なほんのりとした甘みをうまく引き立てていました。
8月に行くと、ここで鮎が出てきます。これがまたおいしいんだな♪
お料理をご紹介する順番
ブログ構成の都合上、お料理をご紹介する順番を変更しています。ブログでは「酢の物→焼物→お造り」となっていますが、実際は「酢の物→お造り→焼物」です。
お造り

「鯉のカルパッチョ」
これをドド~ンと紹介したいがために、順番を入れ替えました(笑)
VIVA☆和洋折衷!大葉、花茗荷、松の実と、ドレッシング以外は完全に和なのに、漂ってくるこの洋食感はナニ!?
ワタクシ、鯉をいただくのは「初」でございます。普通にスーパーに売っていることはまずないし、なんといってもあのお姿が大の苦手なのです・・・。
最初のひと口が超ドキドキ☆
実際に食べてみた感想は「病みつきになりそう❤」でした。
なんかね、コリコリしてるんです。フグとはまた少し違う歯応えで、それがクセになりそうな感じ。あ、同じ「クセ」でも、魚臭の方のクセはまったくありませんでした。
そしてそして、

これ松の実かしら?なんとなく、ガーリックっぽい味もしたんだけど。
とにかく、これが激ウマ!で、鯉に添えて食べると、本当においしいんです♪
あ~、思い出すだけで、顔がニンマリしてきた!(笑)
冷鉢・揚物
「夏野菜の人参ディップ添え」
ご覧のとおり、見た目にも鮮やかな一品。各自いちばんおいしかったものを挙げてみたら、夫は「南瓜」、私は「冬瓜(下の方に隠れてます)」でした。「南」と「冬」。同じウリ科でも夏生まれの夫は「南瓜」を、冬生まれの私が「冬瓜」を選んだのは偶然でしょうか(笑)
「海老と枝豆の磯辺揚げ」
メインの上に乗っている細長いのは「ヤングコーン」、そして右のグリーンが「ズッキーニ」。ジュワ~とにじみ出てくる素材の味がたまりません!ゆかり塩を付けていただきます♪
食事・汁物・香の物・果物
手前左:「釜炊きご飯」手前右:「汁物」
奥中央:「香の物 二種盛り」
中棚荘のご飯はお食事スタートと同時に、小さなお釜で炊いてくれます。ふっくら炊きたけのごはんの香り、大好きです❤ 照明が映りこんでしまいました💧 汁物は赤味噌です。これがお漬物とよく合うの~!疲れた身体によく沁みます。
「桃のコンポート」
最後は旬のフルーツで。白い寒天みたいなのはカルピス味でした。いつもデザートの時間になるとお腹がいっぱいで完食できません(今回も夫に半分くらい食べてもらいました)。量が多いというわけではないのにね~。これが、ちょい食べマジックでしょうか?
サイドオーダー

「白土馬鈴薯(白いも)味噌煮」
中棚荘の畑で収穫された白いも。お芋といえば、あたたかくてホクホクというイメージがありますが、こちらは冷蔵庫で冷やした状態でサーブされます。
にもかかわらず、しっとりとした歯触りや素朴な甘みはしっかりキープ。
さすが!と思わせてくれる一品です。
ごちそうさまでした❤
TOMOMI
白土馬鈴薯(白いも)味噌煮のお値段は@540円です。お芋好きさんにオススメ!
お宿情報
島崎藤村ゆかりの宿「中棚荘」
〒384-8558 長野県小諸市古城中棚
0267-22-1511
JR小諸駅・しなの鉄道小諸駅から徒歩15分/タクシー5分
http://nakadanasou.com/

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